こんにちは、クロスボーダーメディア エグゼクティブビジネスプロデューサー、原です。
先日予告編|Microsoft Worldwide Partner Conference 2016への参加としてご案内した、Microsoft Worldwide Partner Conference 2016。この度7月上旬にカナダのトロントまで出向いて参加してきました。
今回も国内外のギャップであったり、こうしたカンファレンスに足を運ぶメリットを強く感じられる良い機会となりましたので、その様子をご紹介したいと思います。
当メディア内でもお伝えしている通り、私は独立前にマイクロソフトに在籍しており、当時は運営側としてこのイベントに参加していました。2007年が現役として最後に参加した年となりますが、9年ぶりです。
今回の参加者総数は16,000人、日本人は500人だそうで、当時の何倍にも成長しています。
余談ですが、やはり内部の人間だったからか、今回は社員の立場ではなくパートナーの視点で参加したので、少々複雑な気分でしたが、どうしても現場のオペレーションが気になりましたね。あんまり言うと怒られるのでこのくらいにしておきます(笑)
2016年はクラウドサービス。テーマが「デジタルトランスフォーメーション」ということで、各種デジタル端末から吸い上げたデータの活用をどうするか?といったことにフォーカスした内容となっていました。
例年中国企業が目立っていましたが、景気の影響からか今回は中国企業の参加が少なく、マイクロソフトチャイナの知人とも接触はできませんでした。
展示会場では日本企業の参加も数社見受けられ、こちらでは基本的に全てマイクロソフトのプラットフォームを使って事業展開している会社がワールドワイドへアグレッシブにアピールしているシーンが見られました。
まずはALM Partner briefingというイベントに招待され参加してきました。
どういう選定基準かは分かりませんが、事前に自社のプロファイルを登録しており、そちらを見て招待が来たのかもしれません。(クロスボーダープランニングは開発やソリューションプロバイダーのコンサル会社として登録)
こちらはマイクロソフトのパートナー向けに情報提供を行ったり、パートナー同士のビジネスマッチングを図る催しで、多くは欧米系の会社などが集まっており、日本企業の代表としては私が唯一でした。今後もっと多くの日本企業が参加することを願っています。(日本マイクロソフトの方々、この後のフォローアップお願いします)
参加者の中にはマイクロソフトエンタープライズのOBもおり、ヨーロッパから本社に対して意見を言うのはカルチャーやコミュニケーション的に難しいとの話を聞き、日本と同じ状況、同じ悩みを持っているんだなと感じました。
*ちなみにみなさんの国籍はスペイン、オランダ、アメリカ
ここではマイクロソフトの様々なプロダクツを絡めた、今後のビジネス展開が世界的にどうなっていくのかといった話を皆さんとさせて頂きました。
今回ゼネラルセッションの会場はAir Canada Centreというスタジアムで開催されました。まさにコンサート会場ですね。
ワールドワイドなイベントにふさわしく、ゼネラルセッションはシナリオ・ストーリーがしっかりと考えられており、アーティストが出演したりとあらゆるライブ感のある演出を通じて、マイクロソフトの最新情報が披露される場でした。
カンファレンスのメインテーマは「デジタルトランスフォーメーション」で、テクノロジーによってどれだけ人の生活が変わるかを紹介していましたが、特に私の中で印象に残ったものはJALのジェットエンジンです。
JALはマイクロソフトのホロレンズを使った、機体整備のトレーニングツールを紹介しており、まさに近未来を予感させる内容でした。
その他にも実際のゴルフ場さながらの臨場感を楽しめるシミュレーション装置など、B to B to Cのサービス事例が多くみられました。
特にこうしたB to B to Cの分野は私自身もっとも興味のある範疇ですので注目です。
朝一番はスウェーデンのPOPアイドルが登場しました。世界的にも有名らしく、会場は非常に盛り上がっていました。Icona Popって知っていますか? 私は知りませんでした。
朝からというのがまたエネルギッシュでいいですよね。
午後はブレイクアウトセッションで、IoTに関するセッションはすべて受けてきました。
最終日のフェアウェルパーティは国ごとに分かれてのネットワーキングタイム。(前日には国内外同士の交流会もありました。)IT業界のエグゼクティブ層とのネットワーキングができました。
ここでも様々な情報交換をし、互いのビジネスを促進するパートナーを見つけることができます。
昔付き合いのあった懐かしい方々も多く参加しており、大変有意義な時間を過ごせました。
さて、前編では全体を通したイベントの流れをざっくりとご紹介しました。
後編ではもう少し掘り下げた内容を展開していきたいと思いますので、乞うご期待ください。