グローバル規模のネットワークを活かしたビジネスマッチングやベンチャー支援なども行っています。

(後編)参加レポート|Microsoft Worldwide Partner Conference 2016

(後編)参加レポート|Microsoft Worldwide Partner Conference 2016

こんにちは、クロスボーダーメディア エグゼクティブビジネスプロデューサー、原です。

前回の(前編)参加レポート|Microsoft Worldwide Partner Conference 2016に引き続き、
後編をお届けします。

前回は主にイベントの様子を伝えることにフォーカスした内容でしたが、今回は当カンファレンスの中身についてスポットを当てていきたいと思います。

そもそもMicrosoft Worldwide Partner Conferenceとは何なのか?

参加レポート|Microsoft Worldwide Partner Conference 2016|クロスボーダーメディア

登壇するマイクロソフト現社長のサティア・ナデラ氏

Microsoft Worldwide Partner Conference(以下WPC)とは、マイクロソフトのパートナー向けイベントで、同社の最先端技術やセールスマーケティング情報をシェアし、相互に良きビジネス機会を構築して広げていくための大々的な催しです。

こちらは単なる講演会ではなく、例えるならばスーパーマーケット。
棚に並べられた素材を自らの目的に応じて選別し、料理していきますよね。

WPCも同じで、あらゆる情報の中から自社のビジネスに活かせるモノを各自がピックアップして持ち帰り、事業に展開していくといった主体的な場なのです。

そもそもマイクロソフトのパートナーは同社以外の製品も扱っています。そのなかで、どこまでマイクロソフトの製品を使ってビジネスができるかを投資判断するわけです。

興味深かった点は、昔はマイクロソフトは自社の競合となる企業との連携などありえなかったものですが、今では必要に応じてある部分ではAmazon Web ServiceやSales Forceとも手を握っていくといった姿勢がみられました。

参加レポート|Microsoft Worldwide Partner Conference 2016|クロスボーダーメディア

参考記事:Microsoft Partner Network ブログ

WPC2016のテーマは?

(後編)参加レポート|Microsoft Worldwide Partner Conference 2016|クロスボーダーメディア

今回のテーマはマイクロソフトが力を入れているクラウド分野について。

特に今秋発表される新たなクラウドサービス「Microsoft Dynamics 365」についての注目が集まりました。

細かいサービス概要は割愛しますが、現在マイクロソフトが提供しているCRM及びERP、クラウド ソリューションが、「Microsoft Dynamics 365」という1つのクラウドサービスに統合され、財務、現場サービス、営業、運用、マーケティング、カスタマーサービス、プロジェクトサービスの自動化など、特定の部門を管理するための新しい専用アプリを利用できるようになります。

この分野を数字で見ると、

  • Fortune500企業の85%以上がマイクロソフトのクラウドを利用
  • クラウドによる収益が全体の50%以上を占めるクラウドパートナーは、そうでないパートナーと比較して2倍のスピードで成長している
  • クラウド市場は2020年までに5,000億ドルを超える見通し

といった具合です。

ちなみに今回のWPCには16,000人以上のパートナーが集まったそうで、如何にこのイベントが注目されているかが伺えます。

具体的にどんな活用事例があるのか?

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GEのPredixをAzureクラウドで利用可能に

Azure は、今日最大規模で展開されているクラウド サービスであり、データ主権を確保していると共に、ハイブリッド機能、高度な開発者サービスやデータ サービスを備えています。この Azure を Predix のお客様にご利用いただけるようにすることで、インダストリアル IoT エコシステム全体の成長を後押しします。また、GE とマイクロソフトは、産業データにビジネス プロセスや分析を適用するために、Azure IoT Suite や Cortana Intelligence Suite のほか、Office 365、Dynamics 365、Power BI などのビジネス アプリケーションといったマイクロソフト製品と Predix の統合も計画しています。
WPC2016: デジタル変革を通じて、マイクロソフト パートナー様の収益拡大とすばやい成長を促進

エコラボとマイクロソフトのクラウド

水道、衛生、エネルギー関連の技術とサービスを提供している大手グローバル企業のエコラボは、マイクロソフトと協力 (英語) し、企業のお客様がマイクロソフトのクラウドを利用してサステナビリティに優れた方法で事業を運営できるように支援しています。エコラボは水という限りある貴重な資源の保護に取り組み、世界各地の企業とパートナーシップを締結して各社における水の使用量を大幅に削減しています。本日 WPC では、エコラボによるビジネス変革をご紹介し、制御装置などの機器を Azure に接続することで、お客様企業での節水を可能にしつつ、ピーク効率も維持できるしくみをご紹介しました。
WPC2016: デジタル変革を通じて、マイクロソフト パートナー様の収益拡大とすばやい成長を促進

そして我が国を代表する企業JALもパートナー事例として紹介されました。

日本航空とHoloLens

HoloLensは世界で初めて完全ワイヤレスが実現されたホログラフィックコンピューターです。必要なすべての装置をデバイス内に備えており、Windows10が搭載されています。3Dホログラムのコンテンツを現実の世界に溶け込ませる複合現実 (MR) を採用しているため、ユーザーはデジタルコンテンツを操作しながら周囲の世界にも触れることができます。HoloLensは、日本航空をはじめ、さまざまな企業で採用されており、訓練だけでなく卓越したサービスを提供するうえでも、新たな可能性を実現しています。
WPC2016: デジタル変革を通じて、マイクロソフト パートナー様の収益拡大とすばやい成長を促進

この様な、日本国内だけに留まらずグローバルな連携で世の中をより良くしていこうとする試みはワクワクします。

私がWPC2016に参加して得たものとは?

(後編)参加レポート|Microsoft Worldwide Partner Conference 2016|クロスボーダーメディア

WPCは何も講演を聞くだけのイベントではありません。

会場では、収益性の向上とビジネスの成長を目的としてパートナー同士がつながり、理解を深めるために145,000以上のミーティングが開かれています。

私自身世界のIT事情を調査しにいくとともに、ボストンやメルボルンのパートナー企業ともビジネスミーティングをし、彼らのサービスの日本展開について相談を受けてきました。

今まではアジア中心でしたが、今回はカナダの地で欧米系の企業と接することができて非常に斬新でしたね。

今回のWPC2016を経て読者の皆さんに提供出来るメリット

私がこうしたカンファレンスに参加することにより皆さんに提供出来る価値は、このカンファレンスに限りませんが、2つあります。

1つめは現地で得た生の最新情報。

自身でメディアを運営することでもよく分かりますが、やはり現場で得たリアルな情報の全てをメディア上で伝えきることはできません。

当メディアでは私がインプットした情報の中から特に重要だと思ったものをピックアップして発信しておりますが、より詳しい情報が欲しい方は是非直接情報交換できればと思います。

2つめは、グローバルなビジネスネットワークの紹介

こちらは正しく現地まで足を運ばないと得られない、海外のビジネスパートナーとのネットワークです。

「現地のサービスを日本に導入したい」という海外企業との提携をお手伝いすることもできますし、「ウチの事業を海外展開させたいが、現地のパートナー企業が欲しい」といった声にもお答えすることが可能です。

もしこれらに興味を持たれた方はお気軽にご連絡を頂ければと思います。

特に、私自身はIoTやAIの分野に関心が強く、これらを活用したイノベーションのサービスプロバイダーを目指しています。

参加レポート|Microsoft Worldwide Partner Conference 2016|クロスボーダーメディア

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是非読者の皆様とともに協業して未来をつくっていけたらと思いますので、宜しくお願いします。

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